ローマ人の物語文庫版24・25・26が出ましたよ。
来月は27・28が出ますよ。
むさぼるように読んでいますが
読み進めるのがもったいないですよ。
24の終盤まで読みましたが
小プリニウスに泣かされそうだった。
あんたーいい人やー。
いい加減誰も読んでくれないから薦めはしませんが、
ローマ人読んでるとそんな難しいのよく読んでるねー
って言われるのが結構憤慨な感じですよ。
誰なの歴史(この場合は西洋古代史)=難しい=回避回避
っていう図式を組み立てたのは。
そんな難しいの俺が読むわけないです。
難しい、というか現代の日本人では理解しづらいところは
ちゃんと流して読んでます。
今のところ毎年夏に文庫版の新刊が出る頃にあわせて読み直してるんで、
帝政確立あたりまでの大まかな流れは頭に入ってるけど。
何回も読み直してやっと入ってくる、っていうのも楽しいんであって。
そうよ、本ってのは同じものを何度も何度も読むものよ。
ということを言いたいのではなくて。
歴史を難しいと思ったことは一度もないです。
難しいとか簡単とかいうものじゃないからです。
歴史とは今の自分が在る前にあったこと、それだけのこと。
世界史に出てくる名前が長くてみんな同じに聞こえて覚えにくいのは
我々が日本人だからであって難しいからじゃない。
外国の人にとっては徳川17代だってそんなもんだと思います。
イエヤス?イエ・・・ミツ!?みたいな。
俺だってローマ人読み始めた頃は全部同じ名前に見えたし
実際親子でまったく同じ名前なんてザラです。
いちいち覚えなくていいの。誰に自慢するもんでもないんだから。
ああまたガイウスかほんっと多いなー、とでも思っとけばいいの。
歴史は自分とかけ離れたものじゃないです。
別に偉くなくても自分だって歴史の一部です。
自分よりずーっと先に生まれた人たちはこんなことしてましたよ、
ってだけの話なのにね。
とはいえ、まあ人よりは歴史好きな方かもしれませんが。
ただ難しいことは何もないとだけ言います。
俺に言わせれば歴史の本を読んでる人より
恋人が難病で死んじゃった話とか
女子高生の日常をリアルに描いたケータイ小説とか
サバサバした感じに書いてるけどそれ不倫ですよね?的な恋愛小説とか
そういうのを選んで読み続けている人の方がよっぽどすごいです。
違う話になりますがついでに言っておきたいのは
本を読んでつい泣けてしまったのはいいと思いますが
泣くための手段として本を使われるのは甚だ心外だ。
何?泣ける本って。
本読んでいちいち泣かないといけんの?
泣けない本はいい本じゃないの?
ただでさえリアルで泣きたいことばっかりだっていうのに
わざわざそんなもん世に送り出してくんな。
ってことですよ。
恋人や親や大事な人が死んだら悲しいに決まってるだろ。
こういうことを平気で言う俺を人の気持ちが分からない人と言いますか?
完全に違う話になりましたが。
まあ冴えない本屋の繰言でございます。
だからみんな!ローマ人読んで萌えようぜ!(は?